君の夢を見ていた

いつだって大吾くんが一番星

センターカラーが赤色だなんてだれがきめたの

なんでだろうと思う。みんなもやもやしていた。それを見てわたしも何かが違うともやもやしている。

春松竹の詳細が発表されて、ポスターも公開された。主要メンバーの名前の並び、ポスターの並びに西畑大吾くんはセンターにいた。彼はセンターカラーである赤色を着ていた。

わたしは素直にかっこいいとおもった。今の関西のトップにいるだいごくんはかっこいいとおもった。背負っているものは量りきれないほど大きいかもしれないけれど、センターにいることにかっこいいとおもった。

けどこの感覚もしかしたらというか確実にずれている、ということに気がついた。

今まで端のほうで輝いていただいごくんはすっかりセンターを飾るようになって。1年前までだれも彼がセンターになるなんておもっていなかったんだ、とまわりとのロスに恐怖を覚えてしまった。

そのロスの原因ははっきりしていた。だってわたしはだいごくんを好きになってまだ1ヶ月ちょっとしか経っていない。センターとして輝きはじめたばかりの、彼の新たなスタートラインのすこしあとの地点から好きになってしまった。

なんだかものすごいタイミングですきになってしまった、とおもった。なんで今、だいごくんに出会っちゃったんだろうとおもった。

みんながだいごくんがセンターであることに対してもやもやしているときに、わたしは単純にかっこいいとおもっていた。センターであるだいごくんは最高にかっこいい、と。

おなじ感覚を持ってる人はいないのだろうかと検索をかけてみたが、誰ひとりとしていなかった。検索をかければかけるほどわたしはまだなにもわかっていないと痛感した。

"だいごくんはかっこいい。けどセンターは似合わない。"

なんでだろう。どうしてそう思うんだろう。ずっとぐるぐるもやもやしている。

勢いのまま行ったクリパでだいごくんがセンターにいるのを見たとき、なんとなく消えてしまいそうで怖いとおもった。センターで歌うだいごくんはすごく儚くて今にも消えてしまいそうなくらいだった。きらきらしていた。輝いていた。そんなたいごくんをぎゅうっと守りたくなった。ずっと見ていたいなとおもった。

もしかしたらそんな感覚が他の人にもあるのかもしれないなあ、と。それが"センターは似合わない"ということばに結びついたのかなあ、と。





だけどくやしい。センターは似合わないなんてどうして言えるの。さんざん悔しいという感情を抱いて、朝ドラのおしごとを自力でもぎ取ってきたのに、だれよりもJr.は仲間でもあり、ライバルでもあるって思っているのに、個人の仕事は関西の代表だって、これからの関西がかかってるって思っているのに、それでもセンターは似合わないと言えるの。

一気にセンターに上りつめて、莫大な重荷を肩に背負って、今にも押しつぶされそうになっているのかもしれないけれど、それでもそうやってセンターに立っているだいごくんは最高で最強にかっこいい。与えられた場所を全うするだけと言い放っただいごくんがかっこよすぎて眩しい。

「置かれた場所で咲きなさい」という本がとても気になっているわたしだけれど、

与えられた場所を全うするだけ

ということばはきっと置かれた場所で咲くということなんでしょう?その場所で輝けないやつがどこで輝けるんだ!ってはなしでしょう?


そうやってどの場所でもきらきら輝いているだいごくんを素直にかっこいいとおもってもええじゃないか。だってどこにいたってだいごくんはわたしのいちばんぼし。かっこいいっておもうに決まってる。



センターカラーなんてだれが決めたのかわからないけれど、センターカラーとか関係なしにだいごくんは赤色がとても似合う人だとおもう。赤色がセンターカラーじゃなくたってだいごくんは赤色がいちばん似合うとおもっている。


だから君はセンターになるべくして赤色になったんじゃなくて、赤色を着るべくしてセンターになったの。

そんなだいごくんを誇りに思う。

春、だいごくんに会えることをたのしみに、わたしも置かれた場所でがんばりたいなあ、とおもう。